松尾貴史さんのカレー店『般°若』大阪福島店です。
築40年の老築ビルをリノベーションしました。
「ポップ」と「エスニック」を目指したデザインと、リーズナブルかつタイトスケジュールをクリアする施工のバランス取りがポイントです。
【改装前】
・外観
居抜き状態の蕎麦屋店舗でした。1〜3Fまで全部に客席があるという、近所ではちょっと有名な老舗の蕎麦屋さんだったようです
・店舗内の様子
フロアの真中に囲炉裏カウンターがあります
・店舗道路側
障子と間仕切り、会計カウンター
・店内
和風の内装です
2〜3階には内階段で。
とても急な階段です
料理の提供口。この辺の構造はこのまま使うしか無さそうです
【改装中】
玄関脇のカウンターと間仕切りを撤去します
囲炉裏は表面を一層削って白く塗ります
白塗りしてウレタンクリアでコーティングしました
木目は見えるように残します
壁はコテ仕上げ
・外の瓦、壁も塗ります
まずは洗浄から
瓦は上から全部塗ります
下地エポキシプライマーを使用
・店内テーブル
天板に古材を張ります
枠も付けて同じくウレタンコーティング
厨房にあった味噌入りの瓶は傘立てにします
・店内照明
(before)いかにも和風の障子張り照明傘です
障子と中の桟を撤去し、フレームを塗装後、エージング加工しました
(after)ちょっと変わった(?)和紙を張り、オリエンタルなテイストに
・内照式看板には松尾さんのインド人コスプレ写真を。
*カレーの妖精だそうです
【観音扉】
道路に面した窓は障子と外の格子を撤去し、代わりに観音扉を付けました
この観音扉は2つ折りと全閉じが出来ます
閂付きです
【外観】
瓦、壁も塗り終わった状態です
2階の外壁が暗い色、1階の壁が白くなるため、瓦は上から下に暗>明と3段階に塗り分けてあります。
元々あった看板と飾り窓の部分は黒板とフライヤーボックスに。
玄関扉も元々のサッシを撤去し、古材で作ってあります。
右側の固定部分は上側を取り外し可能となっており、春や秋は解放できます。
こちらの店舗はMBS『住人十色』で紹介されました